脳内環境の異常が原因でなるうつ病|症状の特徴を知っておこう

医師

メンタル不調の現れ方

ウーマン

心身に現れるメンタル不調

人間は社会の中で生活し、また感情豊かな動物ですので、毎日いろいろな感情を抱きます。このため、仕事で失敗したり、誰かとケンカするなど人間関係で問題が起こると、落ち込んだりします。普通の場合、この落ち込んだ気持ちは翌日には回復したり、解決することで解消されたりします。しかし、この落ち込んだ気持ちが長い期間にわたって続く、いわゆる抑うつ状態が続くとうつ病の発症につながる場合があります。仕事においても、集中力が低下したり、能率が落ちたり、決断ができなくなるなどの症状がでてきます。また、注意力が散漫になってミスが増えますし、人の言っていることがすぐに飲み込めない症状も出てきます。また、日常生活においても今まで楽しんでいた趣味に興味がなくなるなども、うつ病の典型的な症状です。以前は、うつ病は心の病というふうに捉えられてきましたが、実際は脳内物質の異常によって引き起こされる脳の病気です。うつ病の症状は精神的な面だけでなく、身体面にも現れます。典型的なものが睡眠障害です。眠れない、眠っても途中で目が覚めたり、朝早く目が覚めたりします。睡眠不足により、仕事にも悪影響を及ぼして、さらに症状を悪化させることになります。また、からだのだるさや疲労感が抜けなかったり、倦怠感が続いたりします。さらに、頭痛や肩こり、首の痛みなども出てきます。これらの症状は、普通に出てくる症状ですので、うつ病の一環としてできているとは判断できない場合が多々あります。このため、整形外科などに行っても、どこも悪くないと言われて、病状は改善しないままになります。うつ病の症状であることに気づかない場合が多いのに加え、自分でもうつ病であることを認めたくないという心理が働くと、専門医への受診が遅れることになります。なんとなく体調が悪く、病院にかかっても原因が判明しない場合は、早めに心療内科などを受診することが必要です。また、職場などでは、仕事の能率が下がったり、ミスが増えたりするなど様子が明らかにおかしくなります。周囲の人間の方が客観的に気づくことができますので、受診をアドバイスすることも必要です。