脳内環境の異常が原因でなるうつ病|症状の特徴を知っておこう

医師

心の病と闘う

女の人

心の病とその治療

うつ病の症状は多様です。体が疲れやすく、重く感じるようになったり、なかなか寝つけないなどの睡眠障害を経験することもあります。その他にも食欲不振で食べ物がのどを通らなかったり、あるいは逆にひたすら甘いものを食べて太ってしまうという人もいます。性欲が著しく低下したり、人ごみで異様に緊張して汗をかくなど、その症状は本当に多岐に渡ります。また体に直接あらわれる症状はもちろんですが、何に対しても無関心でやる気がおこらず、わけもなく悲しく憂鬱な気分になるなど、精神的な影響も大きいです。今まで大好きだった趣味にも突然関心がなくなり、家族との会話さえ面倒に感じてしまう場合もあります。仕事をしている人の場合、集中力が持続せず、なかなか仕事が終わらなかったり、また過度のプレッシャーを感じて逃げ出したくなることもあると言います。記憶が曖昧になって仕事に差し支えが出るというような人もいるようです。うつ病は他人事に思われますが、決して特別な病気ではなく、誰しもがなりうる病気です。うつ病は、風邪を引いたり怪我をするのとは異なり、こころの病気なのでいつ治るのかよく分からないケースが一般的であるといえます。治療が長引くようであれば、治療費の心配も出てきます。特に仕事を長期間休まないといけない状況にある人の場合、経済的な不安がさらにうつ病の症状を悪化させてしまうという懸念もあります。この点、うつ病という目に見えない病気であっても、一般的な治療であれば健康保険の対象となり、自己負担分は3割に押さえられます。さらに、うつ病患者の経済的負担を軽減する方法として、自立支援医療制度という制度もあり、これを活用することにより、自己負担を1割程度に減らすことも可能になります。ただし、この制度には所得制限があるなど、その人の置かれた状況により適用の有無が異なりますので、必要な人は一度近くにある市区町村の窓口で相談してみるのがよいでしょう。いずれにせよ、うつ病と向き合うにはあまり焦ることなく、公的な制度を活用したりしながら、ゆっくりと治療していくことが重要です。